特集 外来で診る発達障害――基礎知識 & よくある相談への対応
Ⅱ 知っておくべき基礎知識――診断基準・検査・治療の基本
2.自閉スペクトラム症
牧田 みずほ
1
,
本田 秀夫
1,2
1信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部
2信州大学医学部子どものこころの発達医学教室
キーワード:
自閉スペクトラム症
,
発達の最近接領域
,
自立スキル
,
ソーシャルスキル
,
構造化
Keyword:
自閉スペクトラム症
,
発達の最近接領域
,
自立スキル
,
ソーシャルスキル
,
構造化
pp.1198-1204
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002337
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自閉スペクトラム症(ASD)は,相互的対人関係とコミュニケーションの質的異常および限局された行動・興味のパターンを特徴とする神経発達症(発達障害)の1つである.近年,ASDと診断される人たちは急増している.治療は,できるだけ早期に子どもの特徴に気づき,医療,教育,福祉の多職種が関与しながら,適切な理解と支援が継続されることである.そして,ストレスやトラウマなどの体験を避けられるような配慮や環境調整を行い,抑うつや不登校などの二次的な問題を予防していくことが大切である.
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