特集 小児科医に求められるスポーツ医学の知識
6.アレルギーをもつ子どものスポーツ参加
相原 雄幸
1
1相原アレルギー科・小児科クリニック
キーワード:
運動
,
アレルギー
,
アナフィラキシー
,
対応
,
説明
Keyword:
運動
,
アレルギー
,
アナフィラキシー
,
対応
,
説明
pp.1111-1116
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002310
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
子どもにとって,スポーツをすることは食事や睡眠,学習をすることと同じように日常生活の一部であり,身体的・精神的な発育発達にとっても重要な要素の一つである.したがって,アレルギーをもつ子どもがスポーツに参加できるようにすることはわれわれ小児科医にとっての目標の一つとなる.多くのアレルギーをもつ患者ではスポーツ参加は可能であるが例外もある.とくに,アレルギー疾患の病状が安定していない状況では運動負荷により症状の悪化を誘発する場合があるので参加できないこともある.まずは,正しく診断し,病状を長期に安定させること,患者ならびに保護者と関係者へ症状悪化時の対応を含めた丁寧な説明と理解が重要である.
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.