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そば饅頭の誤食によりアナフィラキシーショックに至ったそばアレルギーの1例
Anaphylactic shock after accidental ingestion of buckwheat-containing steamed cake
大場 憲正
1
,
神﨑 美玲
1
,
所 理彩
2
,
玉造 吉樹
2
Norimasa OOBA
1
,
Mirei KANZAKI
1
,
Risa TOKORO
2
,
Yoshiki TAMATSUKURI
2
1水戸済生会総合病院,皮膚科(主任:神﨑美玲主任部長)
2同,救急科
キーワード:
そば
,
食物アレルギー
,
誤食
,
アナフィラキシー
,
運動
Keyword:
そば
,
食物アレルギー
,
誤食
,
アナフィラキシー
,
運動
pp.602-603
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003221
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現病歴 放課後に茶道部のお茶会に参加し,茶菓子として供された饅頭を食べたところ,まもなく口唇の痒みが出現した。急いで自転車で帰宅しようとしたが,15分ほど走行したところで顔面浮腫が増強し,呼吸困難,腹痛,意識低下をきたして救急搬送された(図1)。救急隊接触時の意識レベルはJCSⅡ-10,収縮期血圧は50mmHg台まで低下しており,アナフィラキシーショックとしてアドレナリン筋注,ステロイド点滴投与などの治療を受けた。症状が回復した後,精査のため当科を紹介受診した。
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