特集 一般小児科医のための小児てんかん診療ガイド
7.画像に異常が認められる小児てんかん
川口 達也
1
,
岡西 徹
1
,
前垣 義弘
1
1鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科
キーワード:
てんかん
,
てんかん発作
,
構造的病因
,
神経画像
,
てんかん外科治療
Keyword:
てんかん
,
てんかん発作
,
構造的病因
,
神経画像
,
てんかん外科治療
pp.990-999
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002279
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てんかん診療においては,原疾患の検索,てんかん焦点の同定,治療方針の決定を行ううえで神経画像は非常に有用な検査である.とくに脳MRIはCTにくらべ解像能が高く被曝がないため脳波とともにルーチンの検査として推奨されている.小児てんかんのうち画像異常が認められる疾患には代表的なものとして大脳皮質形成異常,神経皮膚症候群,血管奇形,海馬硬化症,自己免疫性疾患などが知られている.本稿では,これらの疾患について詳細と画像的特徴を解説する.
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