[連載] 最近の外国業績より
免疫
日本医科大学小児科学教室
pp.638-641
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001763
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背 景 高IgE症候群(HIES)は湿疹と反復する感染と高IgE血症を特徴とし,骨格,結合組織,歯牙組織異常を合併する.今まで,STAT3機能喪失変異やDOCK8(dedicator of cytokinesis 8)の欠損などが遺伝子変異として報告されている.アトピー性皮膚炎(AD)様の皮膚所見を呈し,ときに重症AD(SCORADで40点以上)となる.一方で10%以上の小児でADがみられ,うち10%以下が重症ADと診断される.より早期にHIESと重症ADを鑑別し,治療介入することを目的として,特徴的な臨床所見や検査データを検討した.
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