[連載] 最近の外国業績より
免疫
日本医科大学小児科学教室
pp.642-645
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002611
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背 景 米国でのピーナッツアレルギー罹患率は人口の約2%であり,抗原回避が標準的な治療法であるが,厳重な管理をしても偶発的な誤食によるアレルギー反応は無視できない.治療法の1つとして経口免疫があるが,学童以上を対象とした複数のピーナッツ経口免疫療法の研究では一貫して脱感作が誘導されることが示されている.経口免疫療法は免疫調節作用があるため,免疫系が成熟する生後間もない時期に介入することが効果的な可能性がある.本研究は,48か月未満の児を対象にピーナッツ経口免疫療法(OIT)により脱感作または寛解に至るかを評価することを目的とした.
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