症例
当院で食物経口負荷試験により診断したsolid-food protein-induced enterocolitis syndrome 4症例のまとめ
葛城 卓弥
1
,
喜多 優介
1
,
田尾 克生
1
,
森岡 茂己
1
,
平野 聡子
1
,
石原 靖紀
1
,
山田 彰子
1
,
春木 伸一
1
,
石原 義紀
1
1福井愛育病院小児科
キーワード:
嘔吐
,
下痢
,
solid-Food protein-induced enterocolitis syndrome
,
solid-FPIES
,
食物経口負荷試験
,
OFC
Keyword:
嘔吐
,
下痢
,
solid-Food protein-induced enterocolitis syndrome
,
solid-FPIES
,
食物経口負荷試験
,
OFC
pp.608-611
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001758
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food protein-induced enterocolitis syndrome(FPIES)は非IgE依存性の消化管アレルギーである.2019年には「新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症Minds準拠診療ガイドライン」が発表されており,認知度は高まってきている.近年,固形食品で発症するFPIESの報告が増加しており,solid-food protein-induced enterocolitis syndrome(solid-FPIES)とよばれている.原因となる固形食品はさまざまであるが,国によってばらつきがあり,その地域の食習慣との関連が示唆されている.海外では少ないながらも大規模調査の報告が出ているが,本邦での大規模調査はなく,詳しいことがわかっていないのが現状である.
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