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皮下注免疫グロブリン製剤在宅自己注射治療導入の実際
金兼 弘和
1
,
木村 菜美子
2
,
小林 弘美
2
,
今井 耕輔
3
1東京医科歯科大学大学院小児地域成育医療学講座
2東京医科歯科大学医学部附属病院看護部
3東京医科歯科大学大学院茨城県小児・周産期地域医療学講座
キーワード:
免疫グロブリン補充療法
,
皮下注免疫グロブリン製剤
,
在宅自己注射
,
患者トレーニング
,
院内システム
Keyword:
免疫グロブリン補充療法
,
皮下注免疫グロブリン製剤
,
在宅自己注射
,
患者トレーニング
,
院内システム
pp.1774-1783
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001574
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皮下注免疫グロブリン製剤(SCIG)は抗体産生不全症に対する必須の治療法であり,治療のコンプライアンスを保つことが,患者のQOLの向上には不可欠である.日本でSCIG製剤が発売されて7年が経過するが,当科では,治験当時から多くの患者でSCIG在宅治療移行をサポートしてきた.SCIGは,在宅で患者あるいは家族が薬液を調製し,シリンジポンプを使用し,皮下注射を行うなど,これまでにない在宅投与薬剤である.本稿では,当科における治療導入および患者トレーニングの実際や注意点を紹介し,スムーズなSCIG療法導入のための情報を提供する.
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