骨折予防を目指した積極的な骨粗鬆症診療 新しい骨粗鬆症治療薬
teriparatide毎日皮下注製剤
関口 佐保子[植田]
1
,
鈴木 敦詞
1藤田保健衛生大学 医学部内分泌・代謝内科
キーワード:
生物学的マーカー
,
Glucocorticoids
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
皮下注射
,
投薬計画
,
自己投与
,
Teriparatide
,
骨組織リモデリング
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Glucocorticoids
,
Injections, Subcutaneous
,
Osteoporosis
,
Self Administration
,
Biomarkers
,
Bone Density
,
Bone Remodeling
,
Teriparatide
pp.677-680
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013155560
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超高齢社会となり,寝たきりを予防するためにも骨折予防が重要視されている.2010年に国内で初めての骨形成促進薬であるteriparatide(フォルテオ)が上市され,とくに腰椎で著しい骨密度の上昇を認めた.teriparatideは,椎体骨折ならびに非椎体骨折の両者を有意に減少させたが,大腿骨近位部骨折予防に関する明確なエビデンスは得られていない.24ヵ月の治療後には,骨量増加効果を維持するために骨吸収抑制薬による後療法が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013