症例
骨盤筋群に発症した化膿性筋炎
荒川 篤康
1
,
浦野 博央
1
,
袖野 玲子
1
,
鈴木 尊裕
1
,
大木 康史
1
,
針谷 晃
1
,
桑島 信
1
,
片山 雅義
2
1桐生厚生総合病院小児科
2桐生厚生総合病院整形外科
キーワード:
化膿性筋炎
,
黄色ブドウ球菌
,
骨盤筋群
,
MRI
Keyword:
化膿性筋炎
,
黄色ブドウ球菌
,
骨盤筋群
,
MRI
pp.1699-1701
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001112
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化膿性筋炎(purulent myositis,pyomyositis)は比較的まれな感染症で,局所の筋損傷部や血腫への感染が最も一般的で黄色ブドウ球菌が主要な起炎菌となる.熱帯地域に多い骨格筋の感染症として知られ,その他の気候地域での発症はまれといわれていたが1),温帯地方での報告が増えている2)3).われわれは生来健康な11歳男児が発症した化膿性筋炎を経験したので報告する.
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