Japanese
English
臨床経験
外側広筋に発生した化膿性筋炎の1例
Pyomyositis of Vastus Lateralis: A Case Report
猪飼 純市
1
,
松井 寿夫
1
,
金森 昌彦
1
,
北本 亮一
1
Junichi Ikai
1
1富山医科薬科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Toyama Medical and Pharmacential University
キーワード:
化膿性筋炎
,
pyomyositis
,
外傷
,
trauma
,
磁気共鳴画像
,
MRI
Keyword:
化膿性筋炎
,
pyomyositis
,
外傷
,
trauma
,
磁気共鳴画像
,
MRI
pp.1105-1107
発行日 1991年9月25日
Published Date 1991/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900437
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抄録:症例は34歳女性,右大腿後外側部の打撲2ヵ月後より,局所の腫脹,疼痛,熱感および弛張熱が出現した.波動は触れず,皮膚との癒着はなかった.MRIでは,T1強調像およびプロトン密度像で高輝度を呈する異常陰影を右外側広筋内に認めた.腫瘤の穿刺液の培養にて,黄色ブドウ球菌が検出され,化膿性外側広筋炎と診断された,発症には打撲が関連していたと推察された.排膿・病巣掻爬および抗生物質の投与にて治癒した.
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