社会小児科学
小児救急重篤疾患登録調査を通じて全国規模のデータベースを構築する試み
伊藤 陽里
1,2
,
長村 敏生
1
,
市川 光太郎
1
,
田村 卓也
1
,
村田 祐二
1
,
窪田 満
1
,
平本 龍吾
1
,
小山 典久
1
,
木崎 善郎
1
,
山本 英一
1
,
神園 淳司
1
,
井上 信明
1
,
浮山 越史
1
,
佐藤 厚夫
1
,
種市 尋宙
1
,
岡田 広
1
,
清澤 伸幸
1
1日本小児救急医学会・調査研究委員会
2京都中部総合医療センター小児科
キーワード:
小児救急重篤疾患
,
全国規模調査
,
前向き登録調査
,
ネットワーク網
,
情報共有
Keyword:
小児救急重篤疾患
,
全国規模調査
,
前向き登録調査
,
ネットワーク網
,
情報共有
pp.411-416
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000826
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日本小児救急医学会・調査研究委員会は2017年1月より小児救急重篤疾患登録調査を開始した.日本小児科学会が定めた中核病院,地域小児科センターおよび重篤小児患者を診療している救命救急センターのなかで参加を表明した360施設から,小児救急における15歳未満の死亡症例,新たな人工換気療法実施症例,化膿性髄膜炎症例,新たに虐待が疑われた入院症例を登録対象として情報を収集,分析した.2018年7月19日時点で48施設から674例が登録され,参加施設数,登録症例数はともに毎月増加傾向にある.今後も調査を継続し,小児救急重篤疾患の実態把握と治療の標準化を目指す予定である.
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