症例
メサラジン不耐潰瘍性大腸炎の1女児例
佐々木 吉明
1
,
赤羽 裕一
1
,
山木 ゆかり
1
,
梶野 浩樹
1
1JA北海道厚生連網走厚生病院小児科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
メサラジン
,
不耐
,
薬剤誘発性リンパ球刺激試験
,
小児
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
メサラジン
,
不耐
,
薬剤誘発性リンパ球刺激試験
,
小児
pp.1349-1352
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000579
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メサラジンは小児の潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)においても治療基本薬であり,寛解導入ならびに寛解維持においては第一選択薬である.しかしメサラジンを開始し症状が一時的に改善した後,再度消化器症状の悪化を認めることがあり,その原因としてメサラジン不耐を考慮する必要がある.今回UCの診断によりメサラジンを開始した後,消化器症状が一時的に改善後再燃し,メサラジンの薬剤誘発性リンパ球刺激試験(drug-induced lymphocyte stimulation test:DLST)が陽性となりメサラジン不耐と診断した1女児例を報告する.
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