増刊号 術前画像の読み解きガイド—的確な術式選択と解剖把握のために
Ⅲ 小腸・大腸
良性疾患
潰瘍性大腸炎
松田 圭二
1
,
橋口 陽二郎
1
,
宮田 敏弥
1
,
浅古 謙太郎
1
,
福島 慶久
1
,
金子 建介
1
,
島田 竜
1
,
端山 軍
1
,
野澤 慶次郎
1
Keiji MATSUDA
1
1帝京大学医学部外科学講座
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
大腸全摘術
,
解剖
,
検査所見
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
大腸全摘術
,
解剖
,
検査所見
pp.125-129
発行日 2022年10月22日
Published Date 2022/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213896
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潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の手術は大きく分けると,待機手術で行われる肛門温存大腸全摘,回腸囊肛門(管)吻合,回腸人工肛門造設術1〜3),緊急手術で選択される結腸(亜)全摘,回腸人工肛門造設術がある4,5).
肛門温存大腸全摘における吻合法について,当科の方針は,腫瘍合併例で回腸囊肛門吻合(ileoanal anastomosis:IAA),腫瘍非合併の難治例では回腸囊肛門管吻合(ileoanal canal anastomosis:IACA)を腹腔鏡補助下に行っている.また,腫瘍合併例であるが肛門管に腫瘍が及んでおらず,体型的にIAAが難しい症例ではIACAを選択することもある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年10月末まで)。
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