小児保健
神戸市内3区における食物アレルギー児に対する地域連携の取り組み
田中 由起子
1
,
松本 和徳
1
,
光田 好寛
1
,
渡木 綾子
2
,
大路 貴子
2
,
竹崎 裕子
2
,
赤沢 尚美
3
1神戸市立医療センター西市民病院 小児科医師
2神戸市立医療センター西市民病院 看護師
3神戸市立医療センター西市民病院 栄養士
キーワード:
食物アレルギー
,
アドレナリン自己注射液
,
エピペン®
,
多職種
,
地域連携
Keyword:
食物アレルギー
,
アドレナリン自己注射液
,
エピペン®
,
多職種
,
地域連携
pp.949-954
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000493
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近年,食物アレルギー児は増加傾向にあり,乳幼児ほどその占める割合は大きい.また母親の就業率の増加に伴い,保育所をはじめとする施設での幼少時からの受け入れも必要とされている.食物アレルギー児に対する体制作りや,在籍している児がまだ診断されていない食物で,初発のアレルギー症状を施設で経験する等,アドレナリン自己注射液(エピペン®)のみでなく,食物アレルギーに対するいろいろな知識や対応が施設関係者に要求されている.2015年より当市民病院において食物アレルギー児に対する地域連携を主題とした地域の多職種参加による会を開催している.施設関係者の不安や疑問を医療従事者も理解・共有し,よりよい連携を構築していく場が必要である.
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