特集 学校における医療行為と医療的ケア
Ⅱ.各論Ⅰ(主要な医療行為や医療的ケアについて)
アナフィラキシーへの対応(エピペン®使用を含む)
今井 孝成
1
1昭和大学医学部小児科学講座
キーワード:
アナフィラキシー
,
食物アレルギー
,
エピペン®
,
学校
Keyword:
アナフィラキシー
,
食物アレルギー
,
エピペン®
,
学校
pp.1653-1660
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001381
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SUMMARY
▷児童生徒のアナフィラキシー既往は0.62%(約5万人)であり,エピペン®を携行し登校しているのは約4万人である.
▷文部科学省は学校向けにガイドラインや関連した資材を発行して,教育現場の対応環境の充実をはかっている.
▷学校におけるアナフィラキシー対策は,事故予防(事前準備,情報把握,個別対策の策定)と緊急時対応(エピペン®取り扱い含む)に集約される.
▷エピペン®注射を含めた緊急事態に対応できる力を教育現場がもつことが求められている.
▷エピペン®は,打つタイミングと打ち方を習熟する必要がある.
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