特集 思春期を診る!
Ⅲ章 移行期医療をふまえた診療の仕方─これを診ておこう・やっておこう
34 白血病・がん
加藤 格
1
,
足立 壯一
2
I. Kato
1
,
S. Adachi
2
1京都大学医学部附属病院小児科・周産母子診療部
2京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
キーワード:
小児がん経験者
,
晩期合併症
,
移行医療
,
妊孕性温存
Keyword:
小児がん経験者
,
晩期合併症
,
移行医療
,
妊孕性温存
pp.726-734
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000456
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小児がんの治療進歩によって小児がん経験者が増加した今日,小児がん経験者における晩期合併症管理と長期フォローアップの重要性は増すばかりである.小児科全体の問題としての移行医療の変遷に基づき,小児がん領域における移行医療の現実と課題,今後の展望について論ずる.基本的に血液悪性・腫瘍疾患は,総合病院で治療されることが多いため,資料や数字に基づいた現状と実践的なガイドラインなどを中心に紹介する.
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