机上の想いのままに
第三者委員会とナイーブ・リアリズム
西野 仁樹
1
Jinju NISHINO
1
1東和病院,整形外科
pp.85-85
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002847
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昨今,「外部有識者による第三者委員会」という言葉がニュースを踊っている。イジメ事件,パワハラ問題,スポーツのスキャンダルなどあらゆる事件を解決する魔法の杖扱いである。ただし,仮初めの公正性と公開性を付与されるのみで,決して解決の強制的権力は与えられない。せいぜい監督官庁に勧告を行うにとどまる。これでは対立者のナイーブ・リアリズムを煽るだけである。
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