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薬剤情報
・薬効分類:ヒト体細胞加工製品
・適応:① 再発または難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病1)
② 再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫2)
③ 再発または難治性の濾胞性リンパ腫3)
・投与の際の注意点:
・凍結した本品静注用バッグが完全に融解するまで,37℃の恒温水槽または乾式解凍機器などで解凍します.
・解凍してから30分以内に静脈内投与を完了させます.
・本品解凍後に細胞洗浄しないこと.また,静注用バッグの内容物をすべて投与します.
・白血球除去フィルターを使わずラテックスフリーの点滴チューブで投与します.
・本品の投与前に,生理食塩水にて点滴チューブをプライミングすること.本品を全量投与した後,バックプライミングにより本品静注用バッグを生理食塩水10~30 mLで洗浄し,できるだけ多くの細胞を投与します.
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▶ただし,以下のいずれかの場合であって,CD19抗原を標的としたキメラ抗原受容体発現T細胞療法(CAR-T療法)の治療歴がない患者に限ります.
・初発の患者では,標準的な化学療法を2回以上施行したが寛解が得られない場合
・再発の患者では,化学療法を1回以上施行したが寛解が得られない場合
・同種造血幹細胞移植の適応とならない,または同種造血幹細胞移植後に再発した場合
▶ただし,以下のいずれかの場合であって,CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない,かつ,自家造血幹細胞移植の適応とならない,または自家造血幹細胞移植後に再発した患者に限ります.
・初発の患者では化学療法を2回以上,再発の患者では再発後に化学療法を1回以上施行し,化学療法により完全奏効が得られなかった,または完全奏効が得られたが再発した場合
・濾胞性リンパ腫が形質転換した患者では,通算2回以上の化学療法を施行し,形質転換後には化学療法を1回以上施行したが,形質転換後の化学療法により完全奏効が得られなかった,または完全奏効が得られたが再発した場合
▶ただし,以下の場合であって,CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない患者に限ります.
・初発の患者では全身療法を2回以上,再発の患者では再発後に全身療法を1回以上施行し,全身療法により奏効が得られなかった,または奏効が得られたが再発した場合
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