新しいキットの紹介
T3-リアキットⅡの使用経験
扇谷 茂樹
1
,
村中 修
2
,
久城 英人
1
1近畿大学病院中央臨床検査部
2近畿大学病院中央放射線部
pp.208-212
発行日 1977年2月15日
Published Date 1977/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914276
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緒言
3,5,3'-Triiodo-L-Thyronine (以下,T3と略)は,1952年,Gross and Pitt-Riversら1)によってヒト血中での存在が見い出された。
T3は同じ甲状腺の生理活性成分であるL-Thyroxine(T4)に比べてその血中濃度は1/50〜1/100にすぎないが,生理作用の効果は数倍強力で,かつ速効性に富み,甲状腺機能の調節,維持にT4とともに重要な役割を果たしている2).
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