Japanese
English
人工関節における進歩 Ⅵ.手術支援技術
2.ロボット手術
人工膝関節全置換術におけるロボット手術の精度比較
Accuracy comparison of robotic total knee arthroplasty
長谷川 正裕
1
,
刀根 慎恵
1
,
内藤 陽平
1
,
湏藤 啓広
1
M. Hasegawa
1
,
S. Tone
1
,
Y. Naito
1
,
A. Sudo
1
1三重大学大学院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Mie University Graduate School of Medicine, Tsu
キーワード:
TKA
,
robot
,
accuracy
Keyword:
TKA
,
robot
,
accuracy
pp.148-151
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei83_148
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は じ め に
ロボット手術支援による人工膝関節全置換術(TKA)はわが国において,2018年12月にNAVIO(Smith & Nephew社)がはじめて承認された.その後Mako(Stryker社)が承認され,2020年6月にはROSA(Zimmer Biomet社)が承認された.2021年7月にはNAVIOの後継機種のCORI(Smith & Nephew社)が承認された.アクティブロボットはわが国では用いられていない.MAKOはCT-basedであるが,NAVIO,CORI,ROSAは術前の画像が不要である1).ROSAは術前の単純X線像のデータも参照可能である.
NAVIOは,ハンドヘルドロボットツールであり,サージカルドリルで骨を掘削する.サージカルドリルの回転数,ドリルの刃先の位置の二つをロボットが制御している.一方ROSAは,骨切りジグをロボットが誘導し,従来どおりボーンソーで骨切りする.NAVIOとROSAの初期使用例の精度比較を行った.
© Nankodo Co., Ltd., 2023