Japanese
English
特集 脊椎脊髄領域の画像診断―最新の知識と進歩
Ⅴ.AIを用いた脊椎脊髄疾患の画像診断の進歩
人工知能を用いた脊椎疾患の鑑別
-―骨粗鬆症性椎体骨折と病的椎体骨折の鑑別および頚椎後縦靱帯骨化症と頚椎症―
Diagnostic imaging of spinal pathologies using artificial intelligence
牧 聡
1
,
三浦 正敬
1
,
依田 隆史
2
,
折田 純久
3
,
古矢 丈雄
1
,
大鳥 精司
1
Satoshi MAKI
1
,
Takafumi YODA
2
,
Sumihisa ORITA
3
1千葉大学大学院医学研究院,整形外科学
2千葉大学医学部附属病院,放射線部
3千葉大学,フロンティア医工学センター
キーワード:
Vertebral fracture
,
Ossification of the posterior longitudinal ligament
,
Artificial intelligence
Keyword:
Vertebral fracture
,
Ossification of the posterior longitudinal ligament
,
Artificial intelligence
pp.649-656
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002559
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:人工知能(AI)は様々な分野で関心を集めており,近年,AIを医療画像に応用した研究は指数関数的に増加している。脊椎領域でAIを使用した研究も徐々に増えてきている。われわれは脊椎疾患の画像診断にAIを応用し,① 骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)と転移性脊椎腫瘍による病的椎体骨折(MVF)との鑑別,② 頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)と頚椎症と正常例の鑑別の2つの研究を行った。それぞれの研究でAIは専門医と同等かそれ以上の正確度で鑑別を行うことが可能であった。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.