Japanese
English
特集 脊柱変形矯正の進歩
頚椎変形の矯正固定
Correction surgery for cervical deformity
宮本 裕史
1
Hiroshi MIYAMOTO
1
1近畿大学医学部,整形外科
キーワード:
Cervical kyphosis
,
Surgery
,
Technique
Keyword:
Cervical kyphosis
,
Surgery
,
Technique
pp.165-172
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002032
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:本邦で治療する頚椎変形の大半は中・下位頚椎での後弯変形である。手術適応は,局所後弯が脊髄症を惹起する場合と前方注視困難などを呈する脊柱変形である。手術は固定力に優れる頚椎椎弓根スクリューを使用し,整復性の場合は後方単独,非整復性の場合は前方解離と後方固定を併用する。神経症状を呈したり脊柱管狭窄を合併する場合は後方除圧と併用する。矯正角度の指標として,T1 slope −20°が参考にするべき指標となる。手術成績はおおむね良好であるが,術後C5麻痺や嚥下障害などに注意が必要である。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.