Japanese
English
症例
病的骨折を繰り返し治療に難渋したWilson病の1例
Case report of multiple pathological vertebral fractures treated with difficulty in Wilson disease
柘植 新太郎
1
,
和田 明人
1
,
長谷川 敬二
1
,
福武 勝典
1
,
中村 一将
1
,
高橋 寛
1
Shintaro TSUGE
1
1東邦大学医療センター大森病院,整形外科
キーワード:
Wilson disease
,
Pathological vertebral fracture
,
Teriparatide
Keyword:
Wilson disease
,
Pathological vertebral fracture
,
Teriparatide
pp.93-95
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002013
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要旨:症例は20歳時にWilson病と診断された24歳の女性で,主訴は背部痛および円背であった。画像所見では第7,8胸椎の椎体が圧潰し,局所後弯を呈していた。神経学的異常所見は認めず,血液生化学検査所見は正常で,骨代謝マーカーや骨密度検査はいずれも正常であった。装具療法を行うも椎体骨折が続発したため,ビスホスホネート製剤を開始したが効果なく,これをテリパラチドに変更することでその後の椎体骨折を予防できたと考えられた。
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