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特集 国際コンセンサスからみた整形外科感染対策における最新知見
脊椎領域の感染予防・診断・治療
SSI prevention, diagnosis, treatment in 2nd International Consensus Meeting on Musculoskeletal Infection 2018
山田 浩司
1
,
岩田 栄一朗
2
,
岡﨑 裕司
1
,
田中 栄
3
Koji YAMADA
1
,
Eiichiro IWATA
2
,
Sakae TANAKA
3
1関東労災病院,整形外科・脊椎外科
2市立奈良病院,整形外科
3東京大学医学部,整形外科・脊椎外科
キーワード:
Surgical site infection
,
Prevention
,
Orthopaedic surgery
Keyword:
Surgical site infection
,
Prevention
,
Orthopaedic surgery
pp.287-293
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001210
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要旨:初版の国際コンセンサスを主導されたDr. ParviziとDr. Gehrkeの変わらぬ熱意と惜しみのない努力により,2018年夏に国際コンセンサスの改訂が行われた。改訂版は初版をはるかにしのぐ内容となっており,今後のわれわれのプラクティスに大きな影響を与えるだろう。改訂版の最大の特徴は,特に臨床で問題となるテーマを厳選し,人工関節だけでなく整形外科関連のほぼすべての領域を網羅したことである。世界80カ国以上から800名近い専門家が参加し,650近くのコンセンサスをつくり上げた。脊椎もワーキンググループが形成され,質の高いコンセンサスがつくられた。しかし,限られた時間やマンパワーなどの問題からいくつかの問題点もある。本コンセンサスは大変有用な ‘Best practice guide’ であるが,決して ‘標準治療’ ではない。患者のおかれた状況に応じて適切にご活用いただきたい。
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