Japanese
English
臨床
当科における前十字靱帯再再建術の検討
Clinical outcome of revision anterior cruciate ligament reconstruction in our institute
長谷川 晃三
1
,
長谷川 友亮
1
Kouzoh HASEGAWA
1
1医療法人社団四ツ葉会 はせがわ整形外科
キーワード:
Anterior cruciate ligament
,
Revision surgery
,
Surgical technique
Keyword:
Anterior cruciate ligament
,
Revision surgery
,
Surgical technique
pp.101-106
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001162
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要旨:前十字靱帯(ACL)再建術の増加に伴い,術後の機能不全や再断裂,ACL再再建術(再再建術)が増加している。今回,再再建術症例の術後成績について検討した。対象は34例34膝,再再建術時の平均年齢は29.1歳で,再再建術は,原則骨付き膝蓋腱(BTB)を移植腱に用い,同側のBTBが既に採取されている場合には対側BTB,同側膝屈筋腱,または腸脛靱帯を用いた。術前Nテストが強陽性であった症例には前外側補強術を追加した。術後はNテスト,Lachmanテストともに全例で陰性化した。理学療法にて改善不能な可動域制限を認めた1膝(2.9%)に対し関節鏡下授動術を施行した。再断裂例はなかった。脛骨スクリュー周囲の感染を1膝に認めたが関節内に波及した例はなかった。再再建術においては,術前の詳細な診察,画像評価そして手術プランニングが大切で,術中トラブルにも柔軟に対応できるようにすべきである。
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