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特集 東京2020:整形外科医には何ができるか?
後方支援病院における整形外科医の役割
Role of orthopaedic surgeons in logistic supports during major competitive events
古松 毅之
1
Takayuki FURUMATSU
1
1岡山大学病院,整形外科
キーワード:
Logistic support
,
Orthopaedic surgeon
,
TOKYO2020
Keyword:
Logistic support
,
Orthopaedic surgeon
,
TOKYO2020
pp.1225-1228
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001024
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要旨:東京2020期間中には,不特定多数の選手・大会関係者・観客などの外傷や体調不良に対応するために後方支援病院の協力が必須となる。特に,選手のスポーツ外傷・障害に迅速に対応するためには,会場ドクター,連携ドクター,チームドクター,現地医療機関医師,後方支援病院医師による整形外科医師を中心とした相互連携が重要となる。後方支援病院としては患者受入体制の整備と相互連携システムを構築しておく必要がある。大会日程に合わせて実施可能な検査設備や担当する整形外科医の専門領域を記載した書類を事前に配布し,可能であれば病院のWebサイトに複数の言語で掲載しておくことが望ましい。また,医療サービス情報を提供するためのガイドブック作成や競技中に発生すると思われるスポーツ外傷・障害の診療には整形外科医師の積極的な参画が不可欠であり,競技日程や種目に応じて必要となる検査・医療材料・医薬品を事前に整備しておく必要がある。
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