特集2 災害時,在宅療養者をどう守るのか② 新潟県中越地震
被災地への後方支援に関わって
長谷川まり子
1
1南魚沼市中央在宅介護支援センター
pp.235-240
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100105
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はじめに
まず,今回の災害に際し,全国の皆様の応援に深く感謝いたします。
地震の発生した昨年の10月23日,私は町立ゆきぐに大和総合病院に所属し,大和町在宅介護支援センター,町立訪問看護ステーション,病院の在宅部門であるホームケアステーション,社会福祉協議会立のヘルパーステーションの4部署を統括していました。大和町(以後,「旧大和町」と表記)は隣接する六日町と2004年11月1日付で合併し,「南魚沼市」となることが決まっており,当時は合併に向けた準備が大詰めで,担当部署は土日もなく働いていました(今回の地震で被害の大きかった堀之内町も,魚沼市への合併をひかえていました)。南魚沼市への合併にともなって,私も市の基幹型在宅介護支援センターに異動することになっていたため,当日も午前中は出勤し,帰宅していた時の地震でした。
本稿では,旧大和町管内における地震の様子とその対応,被災中心地への後方支援について述べます。
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