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特集 東京2020:整形外科医には何ができるか?
日本水泳連盟における整形外科医の役割
Role of orthopaedic surgeons in Japan Swimming Federation for TOKYO2020
半谷 美夏
1
,
元島 清香
2
,
奥田 鉄人
3
,
金岡 恒治
4
Mika HANGAI
1
,
Sayaka MOTOJIMA
2
,
Tetsuhito OKUDA
3
,
Koji KANEOKA
4
1国立スポーツ科学センター スポーツメディカルセンター,整形外科
2高島平中央総合病院,整形外科
3金沢星稜大学人間科学部,スポーツ学科
4早稲田大学,スポーツ科学学術院
キーワード:
Aquatics
,
Medical support
,
TOKYO2020
Keyword:
Aquatics
,
Medical support
,
TOKYO2020
pp.1199-1204
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001020
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要旨:選手がベストコンディションで東京2020の代表選考の機会を迎えることができるように,整形外科医は,公益財団法人日本水泳連盟の医事委員と密に連携を取りながら,外傷・障害の予防や早期発見・治療を目指して対応することが求められる。代表選手が決定した後は,日本代表選手の情報を,水泳日本選手団の医師に集約し,コーチングスタッフとも意見交換しながらサポートすることが,東京2020での選手のベストパフォーマンスにつながるものと考える。大会期間中は,日本代表選手への帯同,競技会場,練習会場の救護活動を円滑に行えるように,競技会の流れや外傷・障害の種目特性などを事前把握して,各々の立場の医師が情報を共有しながら活動を行うことが重要であり,アンチ・ドーピングや救急対応,内科的疾患の初期対応など専門外の知識も習得した上で,選手対応をすることが望まれる。
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