Japanese
English
特集 足関節の鏡視下手術
腓骨筋腱脱臼に対する腱鞘鏡視下手術
Tendoscopic surgery for recurrent dislocation of peroneal tendons
西村 明展
1
,
中空 繁登
2
,
千賀 佳幸
3
,
福田 亜紀
2
,
加藤 公
2
,
湏藤 啓広
3
Akinobu NISHIMURA
1
,
Shigeto NAKAZORA
2
,
Yoshiyuki SENGA
3
1三重大学大学院,スポーツ整形外科
2鈴鹿回生病院,整形外科
3三重大学大学院,運動器外科学
キーワード:
Peroneal tendon dislocation
,
Tendoscope
,
Superior peroneal retinaculum
Keyword:
Peroneal tendon dislocation
,
Tendoscope
,
Superior peroneal retinaculum
pp.385-390
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000835
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要旨:腓骨筋腱脱臼は,スポーツ外傷でしばしば認められ,足関節捻挫と誤診されることが多いことなどから,反復性へ移行する頻度が高い疾患である。反復性脱臼に至った場合には手術が考慮され,現在,上腓骨筋支帯を縫縮する軟部制動法が主流となっている。われわれが鏡視下に行っているこの軟部制動法では,2ポータルで鏡視を行い,ソフトアンカーを3本用いて上腓骨筋支帯を縫合する。また,ノットレスアンカーを追加してsuture bridgeを使用し,より強固に上腓骨筋腱支帯を面で圧着しようとする方法である。鏡視下法は手技に習熟する必要はあるものの従来法と同様に良好な成績が得られる有用な方法であると考えている。
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