整形外科手術 名人のknow-how
腰椎椎間孔部狭窄に対する内視鏡下除圧術
吉本 三徳
1
,
山下 敏彦
1
Mitsunori YOSHIMOTO
1
1札幌医科大学医学部,整形外科
pp.210-213
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000793
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腰椎椎間孔部狭窄(lumbar foraminal stenosis;LFS)は見逃しやすい疾患であり,時にfailed back surgery syndromeの原因にもなる。近年では,画像診断技術の向上により診断率は向上しつつあるが,椎間孔内における神経圧迫部位を正確に特定することが困難な症例や,脊柱管狭窄を合併している症例も多く,実際の手術では脊柱管内から椎間孔外まで,神経を全長にわたって除圧する必要に迫られることも多い。このような場合,従来の方法では後方要素を温存することは困難であり,椎間関節切除術と固定術の併用が一般的に行われてきた。
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