Japanese
English
論述
腰椎椎間孔部狭窄症に対する手術法の検討
Surgical Treatment of Foraminal Stenosis in Degenerative Lumbar Disease
斉田 通則
1
,
藤谷 正紀
1
,
金田 清志
2
Michinori Saita
1
1北海道整形外科記念病院
2北海道大学医学部整形外科学教室
1Hokkaido Orthopaedic Memorial Hospital
キーワード:
変性腰部脊柱管狭窄
,
degenerative lumbar spinal stenosis
,
椎間孔狭窄
,
foraminal stenosis
,
外側椎間孔拡大術
,
lateral foraminotomy
,
手術治療
,
surgical treatment
Keyword:
変性腰部脊柱管狭窄
,
degenerative lumbar spinal stenosis
,
椎間孔狭窄
,
foraminal stenosis
,
外側椎間孔拡大術
,
lateral foraminotomy
,
手術治療
,
surgical treatment
pp.125-132
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901295
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抄録:変性変化に伴う腰椎椎間孔部狭窄症の手術例33例を対象に,本症に対する手術法について検討した.術前椎間不安定性のある例では片側椎間関節切除による神経根除圧とinstrumentationを使用した後側方固定術が適応である.不安定性のない例では椎間関節を温存したlateral foraminotomyにより良好な術後成績が得られた.我々の方法は椎間孔部で椎弓の外側と上関節突起の先端を切除する後方除圧に加え,up-down stenosisに対する除圧を行う目的で椎弓根の下縁を同時に切除することが最大の特徴である.自験例の33例中術前椎間不安定性を認めたものは6例(18%)のみで,本症では固定術の適応となるものは少ないと考えられた.従って固定術を行わないlateral foraminotomyは本症に対し非常に良い適応があり,優れた手術法である.
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