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特集 小児整形外科の最新知見
新しいGuided Growth(エイトプレート)の効果と問題点
Efficacy and complications of new Guided Growth system(eight plate)
古橋 弘基
1
,
服部 義
2
,
金子 浩史
2
,
岩田 浩志
2
Hiroki FURUHASHI
1
,
Tadashi HATTORI
2
1浜松医科大学付属病院,整形外科
2あいち小児保健医療総合センター,整形外科
キーワード:
Epiphysiodesis
,
Limb length discrepancy
,
Eight plate
Keyword:
Epiphysiodesis
,
Limb length discrepancy
,
Eight plate
pp.27-35
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000738
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要旨:エイトプレートを使用した骨端線抑制術は合併症やADL制限が少なく,骨端線に対して低侵襲といわれ,2012年の導入以後,本邦でも使用報告は増加傾向にある。使用にあたっては治療効果の発現にやや時間がかかることを考慮し,適切な年齢で行うこと,インプラント長期留置は折損や脱転,抜去困難などに注意することが必要である。変形矯正に比べ,脚長補正では長いインプラント挿入期間を要するため特に注意が必要である。1回の手術でのインプラント挿入期間は治療効果,合併症の面から2~3年が適切だと考えられ,男児では11~12歳,女児では10~11歳頃を目安と考えている。脚長補正には限界があり,脚長差が大きい症例では複数回の手術や骨延長術を併用した治療計画を検討する必要がある。
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