整形外科 名人のknow-how
外反股変形を合併した麻痺性股関節亜脱臼に対するtransphyseal screwを用いたguided growth法
亀井 敬太
1
,
山本 祐司
2
Keita KAMEI
1
,
Yuji YAMAMOTO
2
1弘前大学大学院,整形外科学講座
2市立函館病院,整形外科
pp.204-207
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003303
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麻痺性股関節脱臼は,脳性麻痺(cerebral palsy;CP)児に多くみられる合併症で,その経過は進行性である1)。CP児の麻痺の重症度を示す評価として5段階評価のGross Motor Function Classification System(GMFCS)があるが,GMFCSレベル4の患児は45~69.2%,最重度のGMFCSレベル5の患児では67~89.7%に麻痺性股関節脱臼が合併し,重症度が上がるにつれて合併率が上昇する1)~3)。

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