症例
長期保存療法後に後方矯正固定術追加し独歩可能となった除圧後胸椎後縦靱帯骨化症の1例
勢理客 ひさし
1
,
屋良 哲也
1
,
奥間 英一郎
2
1那覇市立病院,整形外科
2中頭病院,整形外科
キーワード:
Thoracic OPLL
,
Myelopathy
,
Posterior fixation
Keyword:
Thoracic OPLL
,
Myelopathy
,
Posterior fixation
pp.1527-1530
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000217
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症例は45 歳女性。主訴は背部痛および歩行障害。T8,T9高位の後縦靱帯および黄色靱帯骨化症に対しT8,T9 椎弓切除術および黄色靱帯骨化巣切除術を施行した。術後歩行障害は一旦改善したが,その後再増悪し起立困難となった。保存療法を継続したが改善なく,後方矯正固定術を追加し独歩が可能となった。OPLL とOYL の合併例では,OYL が主責任病巣であれば除圧単独も時に有効であるが,インストゥルメンテーション併用固定術が望ましい。
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