整形トピックス
胸椎靱帯骨化症に対する後方除圧固定術と最近の進歩
中島 宏彰
1
1名古屋大学整形外科
pp.464-464
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_464
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1.はじめに
胸椎靱帯骨化症は後縦靱帯骨化症(OPLL)と黄色靱帯骨化症を含む難治性疾患で,頚椎OPLLに比べて頻度は低いが,重度の脊髄障害を呈する症例が多い1,2).一般に保存療法による脊髄症への効果は明らかではないため,脊髄症が発症した症例は手術療法が選択されることが多いが,術式の改良や手術機器の発展などで治療の進歩が認められる.
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