特集 ステロイド関連大腿骨頭壊死症の予防と新しい治療
三剤併用による骨壊死予防の試み
本村 悟朗
1
,
池村 聡
1
,
中島 康晴
1
,
山本 卓明
2
1九州大学,整形外科
2福岡大学,整形外科
キーワード:
Osteonecrosis
,
Corticosteroid
,
Prevention
Keyword:
Osteonecrosis
,
Corticosteroid
,
Prevention
pp.1369-1372
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000177
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日本ではステロイド関連骨壊死の割合が高く,しかも若年層で顕著であることから,ステロイド全身投与症例に対する骨壊死発生予防法の開発は喫緊の課題である。現在われわれは,動物モデルを用いた基礎研究結果を根拠に,既存薬であるクロピドグレル硫酸塩(プラビックス®),ピタバスタチンカルシウム(リバロ®),およびトコフェロール酢酸エステル(ユベラ®)の3剤併用による骨壊死予防の臨床試験を,先進医療として行っている。
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