特集 救急IVR手技詳説 with WEB動画
手技詳説編
●血管IVR―腹部
後腹膜出血
森田 賢
1
1東京女子医科大学 画像診断・核医学科
キーワード:
後腹膜出血
,
CT
,
IVR
Keyword:
後腹膜出血
,
CT
,
IVR
pp.1470-1473
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000671
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後腹膜出血の原因は外傷性と非外傷性があり,前者は交通事故や転落外傷,手術やカテーテル手技による医原性損傷,後者は腹部大動脈瘤破裂,腫瘍破裂,特発性出血などが含まれる1)。原因は多岐にわたるが,腹腔内出血と異なり一つのカテゴリーとして扱われることが多い。これは,後腹膜腔は腹腔と比較して,①臓器が少ない,②スペースが狭い,③出血の発見が遅れやすい,④特発性出血が多い,といった特徴があるためと考えられる。本誌では原因が明確なものは他稿に網羅されているため,本稿では特発性後腹膜出血に関して述べる。
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