Japanese
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特集 子宮頸部腺癌に対する放射線治療
はじめに
Foreword
戸板 孝文
1
,
中野 隆史
2
Takafumi Toita
1
,
Takashi Nakano
2
1沖縄県立中部病院 放射線科
2群馬大学医学部 放射線医学講座
1Department of Radiology Okinawa Chubu Hospital
2Department of Radiation Oncology Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
子宮頸部腺癌
,
手術
,
小線源治療
,
重粒子線治療
Keyword:
子宮頸部腺癌
,
手術
,
小線源治療
,
重粒子線治療
pp.861-862
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000513
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- Abstract 文献概要
近年我が国では子宮頸癌は増加傾向にあり,特に腺癌の割合が増加している。NCCNなど海外のガイドライン(GL)では,腺癌と扁平上皮癌は区別されず同一に扱われている。一方,我が国の子宮頸癌治療GLでは,腺癌のCQ(クリニカルクエスチョン)は扁平上皮癌と別個に設定され,推奨治療も異なる内容で提示されている。腺癌は扁平上皮癌と比較し,放射線感受性のみならず進展パターンや再発形式も異なる。多くの研究で腺癌の予後は不良であることが示唆されている。以上を踏まえて我が国のGLの方向性は理にかなったものと考えられる。
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