手術症例報告
食道癌術後難治性胃管皮膚瘻に対し,NPWTによる皮膚障害の管理と腸管吻合を行い治療した1例
鈴木 達徳
1
,
岩田 亮平
1
,
寺本 賢一
1
,
萩原 謙
1
,
服部 桜子
1
,
石倉 智枝里
1
,
樫村 勉
2
,
岡村 行泰
1
,
山下 裕玄
3
1日本大学医学部外科学系消化器外科学分野
2日本大学医学部形成外科学系形成外科学分野
3自治医科大学外科学講座消化器一般移植外科部門/日本大学医学部外科学系消化器外科学分野客員教授
キーワード:
胃管皮膚瘻
,
瘻孔閉鎖術
,
局所陰圧療法
Keyword:
胃管皮膚瘻
,
瘻孔閉鎖術
,
局所陰圧療法
pp.363-368
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004873
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消化器外科術後の消化管皮膚瘻(enterocutaneous fistula;ECF)は消化液の喪失と長期間の絶食管理から感染症や低栄養状態,電解質異常などをきたす致死率の高い疾患である1)。また,瘻孔周囲の皮膚が常に消化液に曝露されることで炎症を起こし,潰瘍や壊死に至る難治性の疾患である。今回,われわれは食道癌術後難治性胃管皮膚瘻に対し,局所陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy;NPWT)で消化液による皮膚の状態を改善したのち,瘻孔部位に空腸を吻合する方法で治癒を得た症例を経験したので報告する。

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