手術症例報告
Right top pulmonary veinを術前3D-CTで把握し中縦隔郭清を伴う胸腔鏡下食道亜全摘術を施行し得た1例
野手 洋雅
1
,
首藤 潔彦
2
,
米川 知里
1
,
夏目 俊之
1
,
大塚 亮太
1
,
丸山 尚嗣
1
1船橋市立医療センター外科
2帝京大学ちば総合医療センター外科
キーワード:
Right top pulmonary vein(RTPV)
,
胸腔鏡下食道手術
,
3D-CT
Keyword:
Right top pulmonary vein(RTPV)
,
胸腔鏡下食道手術
,
3D-CT
pp.369-374
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004874
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右肺静脈は通常右主気管支の腹側を走行することがほとんどであり食道領域の手術では通常意識されることは少ない。右主気管支の背側を回って走行する右肺静脈の走行異常はRTPV(right top pulmonary vein)と称され頻度は0.3~9.3%と報告されている1)。さらに食道手術の術野にRTPVが出現するのはこの一部であり実際に遭遇するのはきわめて稀とされている2-4)。一方で損傷時には大出血,心タンポナーデ5),結紮すると肺うっ血3),喀血3),静脈血栓形成6)のリスクとなるため術前から把握し確実に温存することが求められる。

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