Japanese
English
症例
右総腸骨動脈瘤小腸瘻に対しステントグラフト内挿術と開腹瘻孔閉鎖・大網充塡術の二期的治療で治癒しえた1例
A case of common iliac artery aneurysm small intestinal fistula successfully treated by staged operation with stent graft insertion and open fistula closure, omentopexy
岡本 佳昭
1
,
林 永規
1
,
浅野 宗一
1
,
津田 武蔵
1
,
大内 健太郎
1
,
佐々木 健秀
1
Y. Okamoto
1
,
N. Hayashi
1
,
S. Asano
1
,
M. Tsuda
1
,
K. Ouchi
1
,
T. Sasaki
1
1千葉県循環器病センター外科・心臓血管外科
キーワード:
腸骨動脈瘤小腸瘻
,
ステントグラフト内挿術
,
瘻孔閉鎖術
Keyword:
腸骨動脈瘤小腸瘻
,
ステントグラフト内挿術
,
瘻孔閉鎖術
pp.848-854
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_848
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動脈瘤腸管瘻による下血はまれであり,診断・治療ともに難渋することも多い.その中でも腹部大動脈瘤十二指腸瘻が大半とされるが,本例では,鮮血下血で発症した腸骨動脈瘤腸管瘻,とりわけまれな小腸との瘻孔形成を術前に診断し,ステントグラフト内挿術と瘻孔閉鎖・大網充塡術による二期的治療で良好な経過を得ることができたので,文献的考察を加え報告する.
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