特集 困難症例に対する消化器内視鏡外科手術(食道・胃)
胃癌手術における腹腔鏡下癒着剥離のコツ
江原 玄
1
,
櫻本 信一
1
,
松井 一晃
1
,
鳥海 哲郎
1
,
宮脇 豊
1
,
佐藤 弘
1
1埼玉医科大学国際医療センター上部消化管外科
キーワード:
腹腔鏡下胃切除術
,
癒着剥離
,
腹腔鏡下残胃切除術
Keyword:
腹腔鏡下胃切除術
,
癒着剥離
,
腹腔鏡下残胃切除術
pp.1779-1785
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004709
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胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術は,術者やチームの技量が十分でありトラブルへの対処法が安全に実施できることを条件として,進行度に関わらず標準治療の選択肢の1つとなった1)。当初は腹腔内癒着が高度な開腹既往例は腹腔鏡下胃切除術の適応外とされてきたが,手術手技の向上や映像システム・エネルギーデバイスの開発・改良に伴って,これらの症例に対しても施行されるようになった。

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