手術手技
ロボット支援腹会陰式直腸切断術における会陰ヘルニア予防としての骨盤底閉鎖
坂井 義博
1
,
塩見 明生
1
,
笠井 俊輔
1
,
田中 佑典
1
,
眞部 祥一
1
1静岡県立静岡がんセンター大腸外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
会陰ヘルニア
,
骨盤底閉鎖
Keyword:
ロボット支援手術
,
会陰ヘルニア
,
骨盤底閉鎖
pp.1719-1724
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004677
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直腸癌の治療における外科手術は,薬物療法や放射線療法が発展した昨今においてもゴールドスタンダードであり,直腸癌におけるR0切除は局所制御を確実にするうえで重要である。近年,下部直腸癌に対する超低位前方切除術や括約筋間直腸切除術が増加しており,多くの症例で腫瘍学的根治性を確保しながら肛門を温存することが可能になっている。しかし,依然として腹会陰式直腸切断術(abdominoperineal resection;APR)が絶対的適応となる症例は存在する。

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