特集 転移性肝腫瘍に対する肝切除
Ⅱ.各論 8)婦人科系癌(乳癌含む)の肝転移に対する肝切除
西尾 康平
1
,
木下 正彦
1
,
渡邉 元己
1
,
新川 寛二
1
,
木村 健二郎
1
,
石沢 武彰
1
1大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科
キーワード:
転移性肝癌
,
乳癌
,
卵巣癌
Keyword:
転移性肝癌
,
乳癌
,
卵巣癌
pp.1087-1093
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004501
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転移性肝癌の治療方法はその原発巣によって異なり,大腸癌や神経内分泌腫瘍(G1,G2)はその治療成績が良好なことから根治切除が標準治療となっている。一方で,それ以外の原発巣からの肝転移の治療方法は未だcontroversialである。そのなかでも,乳癌および卵巣癌,子宮癌では肝転移が全身転移の一部として認められることが多く,切除の適応となりにくいのが現状である。

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