手術手技
当院における食道切除後再建法の工夫─ICG定量評価を用いた胃管作製
佐藤 渉
1
,
佐藤 勉
1
,
矢後 彰一
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター外科
キーワード:
食道再建
,
胃管作製
,
ICG血流評価
Keyword:
食道再建
,
胃管作製
,
ICG血流評価
pp.1095-1099
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004502
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切除可能な胸部食道癌および一部の食道胃接合部癌に対する標準治療は食道亜全摘術であり,近年は低侵襲手術の普及が目覚ましい1)。さまざまな術式や再建方法があるなかで,右胸腔アプローチによる食道亜全摘,胃管再建,頸部吻合が国内で最も普及している。各施設でさまざまな工夫がされているものの食道再建術後の縫合不全発生率は依然として高く,発生した際には重篤化しやすくその管理には難渋する。頸部吻合は手順が複雑で視野も狭いことが多いため,安全かつ簡易なやり方で標準化する必要がある。

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