特集 消化器・一般外科における手術教育の進化と手術手技の継承
Ⅱ 消化器・一般外科における手術手技の継承 7 鼠径部ヘルニア 1 腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術の基本
川原田 陽
1
,
宮坂 衛
1
,
大川 裕貴
1
,
関谷 翔
1
,
北城 秀司
1
,
奥芝 俊一
1
1国家公務員共済組合連合会 斗南病院外科
キーワード:
腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術
,
TAPP
,
TEP
Keyword:
腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術
,
TAPP
,
TEP
pp.715-725
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004382
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鼠径部ヘルニア修復術は,多くの若手外科医が初期の段階で術者として直面する手技である。よって簡単な手技と考えられがちであるが,不十分な知識・未熟な手技で行うと困難な状況に陥る。さらに,腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術は,切開,剥離,縫合閉鎖からソロサージェリーとしての術野の展開方法まで,若手外科医にとって内視鏡外科手術の基本手技を修得する登竜門である。

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