手術手技
リンパ管造影と体腔内腸管血流評価を伴うdouble ICG techniqueを用いた腹腔鏡下結腸切除術
和田 聡朗
1
,
川村 純一郎
1
1近畿大学医学部外科学教室
キーワード:
ICG蛍光法
,
体腔内吻合
,
腹腔鏡手術
Keyword:
ICG蛍光法
,
体腔内吻合
,
腹腔鏡手術
pp.351-359
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004313
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結腸癌の手術において欧州では,CVL(central vascular ligation)を伴うCME(eomplete mesocolic excision)の概念がHohenbergerら1)によって提唱され,その手技により予後の向上が報告された。わが国では,支配動脈に沿ったリンパ節郭清(早期癌に対してのD2郭清,進行癌に対してのD3郭清)が標準術式として施行されてきた。いずれも癌が転移する可能性のあるリンパ節の範囲を含む腸間膜を切除するという概念は同じである。

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