手術手技
大腿部前方切開法で施行する大腿ヘルニアに対する腹腔鏡下腹膜前修復法
今津 浩喜
1
1いまず外科
キーワード:
大腿法
,
腹腔鏡下腹膜前修復法
,
経大腿輪アプローチ
Keyword:
大腿法
,
腹腔鏡下腹膜前修復法
,
経大腿輪アプローチ
pp.361-366
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004314
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当院では鼠径部ヘルニアのうち大腿ヘルニアに対し,大腿法で治療を行っている。本術式は侵襲が少なく簡便で,当院で施行している日帰り手術において有用であるが,他の術式と比較して大腿輪をメッシュで閉鎖補強するのみで内外鼠径ヘルニアの治療がほとんどできないことから,術前内外鼠径ヘルニアの合併がないことを十分診断していることが重要である。当院では鼠径部ヘルニア術式決定のため,開院後から術前検査として超音波検査を施行しており,大腿ヘルニアに対しては大腿ヘルニア単独症例であることを術前に診断し得た症例に対して大腿法を選択している。

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