特集 こだわりの体腔内縫合・吻合術
Ⅲ.大腸外科 1)腹腔鏡下回盲部切除後の体腔内吻合
内藤 正規
1
,
國場 幸均
1
,
大島 隆一
1
,
根岸 宏行
1
,
古畑 智久
2
,
大坪 毅人
3
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院消化器・一般外科
2聖マリアンナ医科大学東横病院消化器病センター
3聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科
キーワード:
回盲部切除
,
腹腔鏡手術
,
体腔内吻合
Keyword:
回盲部切除
,
腹腔鏡手術
,
体腔内吻合
pp.203-208
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003158
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結腸切除後の腸管吻合は,1968年にFEEA(functional end-to-end anastomosis)が報告されて以降1),自動縫合器を使用した機械吻合が主流となっている。機械吻合は手縫い吻合と比較して,吻合に要する時間が短いことや口径差がある吻合が容易であること,などの利点がある。しかし,吻合後早期では粘膜が欠損しているため,腸管内圧の上昇に対して脆弱であるなどの欠点もあることから,腸管の状態によっては手縫い吻合が必要な場合も生じる。
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